アーティスト・イン・ミュージアム 2005 ④

今回は、去る2005年に横浜美術館で行なわれた、市民参加型ワークショップと

連動したレジデンス企画「アーティスト・イン・ミュージアム横浜」について、ご紹介

しています。

今回、アトリエ・ソレイユの講師と受講生は、前回ご紹介したアーティストである

ロイ・スターブさんのチームに合流し、彼の作品制作アシスタント・スタッフとして、

ボランティア参加しました。

ロイさんは、約1カ月の間横浜市内に滞在され、横浜美術館の他、よこはま里山

研究所の協力により 「横浜自然観察の森」 にて、作品制作・発表をされました。

自然観察の森は、里山の自然を体感できるとても美しい里山です。 施設内には、

季折々の木々や花、小川や遊歩道があり、 野鳥観察、炭焼き小屋、あずまやなど

の施設もあります。

Photo

今回私達は、ロイさんと一緒にこの森に通いながら、ロイさんが、3つの大きな屋外

設置作品を制作する作業工程をお手伝い しました。

Photo_2

初秋の里山では、すでに木々が枯れ始めてはいましたが、その調達作業は

なかなか大変なもの。 しかし、ロイさん自ら藪に分け入り、 作品に使う笹竹

を選びます。(画像上)

Photo_3*

*

*

*

*

*

*

この笹竹は、里山にふんだんにありましたが、作品を制作するとなると、

その量は膨大なもの。伐採と運搬作業だけでも大変なものです。

市民ボランティアの皆さんも協力し、約1000本近い笹竹が集められました。

※ 次回は実際の制作の模様をご紹介します。

※ なお、今回の連載記事に関しては、アトリエ・ソレイユお教室HP

  でも紹介しています。ご興味のある方は、そちらも御覧下さい。

|

アーティスト・イn・ミュージアム2005 ③

今回は、去る2005年に横浜美術館で行なわれた、市民参加型ワークショップと

連動したレジデンス企画「アーティスト・イン・ミュージアム横浜」について、ご紹介

しています。

今回は、前回に引き続き、招聘アーティストのロイ・スターブ氏について、

その作品と活動のご紹介をしていきたいと思います。

ロイ・スターブ氏とその作品については、横浜美術館側で用意された資料

があり、たいへん簡潔にまとめられた文章がありますので、今回は、その

資料をご紹介したいと思います。(以下、資料文引用)

ロイ・スターブ氏は、バウハウスを基礎とした美術教育を受け、形態と素材とを

制作の中で強く意識するようになった。

南フランスに暮らしていた1979年。港の白壁や防波堤に青いチョークで

描かれたソローイングに強く惹かれた事が発端となり、アメリカに帰った後

環境インスタレーションに取り組む事になる。

先ず最初は水辺で。その周辺にある自然の素材を用いながら、次第に地面や

空間を線で取り囲む事で、自らが自然から受けたインスピレーションを表現

していくようになる。

(下記作品画像:Praine Crown October 1st.2004)1

しかしながら、彼は、はかなさや瞬間性を作品に求める。

作品は、完成した瞬間から自然の中に投じられ、数時間や、数週しか

存在しない。

むしろそれらが、上手く取り壊される事をも望んでいる。

アートは、彼の考えでは思想であり、その思想とは「人生において、

しがみつくものは何も無い」ということなのである。

(下記作品画像:Catalino Triangle October 5th 2004)

Photo

今回は、スターブ氏と、「横浜環境創造局」、横浜の里山保全・活用に関する

活動をしているNPO法人「よこはま里山研究所」、また一般有志市民

とのコラボレーションによるプロジェクトが企画されました。

実際に制作が行なわれた場所は2カ所。

ひとつは、横浜の里山である「横浜自然観察の森」で、その森の中にある

自然素材を使って作品を制作し、実際にその森の中に展示する、という試み。

もう1カ所は、横浜美術館周辺から、やはり自然の植物などを採集し、

美術館の外回廊と「オルタナティブ・スペース」という室内空間に、それらを

展示する、という試み。

アトリエ・ソレイユの受講生は、講師と共にこの両方の企画に参加し、

大変貴重な経験をする機会に恵まれました。

次回から、いよいよ実際の制作の模様を、画像を交えてご紹介したいと

思っています。

※ なお、今回の連載記事に関しては、アトリエ・ソレイユお教室HPでも紹介しています。

   ご興味のある方は、そちらも御覧下さい。

|

アーティスト・イン・ミュージアム2005 ②

横浜美術館、市民のアトリエ主導で行なわれた過去のワークショップ

アーティスト・イン・ミュージアム2005について、ご紹介しています。

第2回目の今回は、ワークショップのメイン・ゲストとして招聘された

アメリカ人アーティスト、ロイ・スターブPhoto さんについて、ご紹介したいと

思います。

ロイ・スターブ(Roy ・F・Staab)さんは、1941年アメリカ、ミルウォーキー

生まれ。

1969年にウイスコンシン大学を卒業されており、専攻は、幾何学と美術。

1979年頃より、野外で幾何学形態をモチーフとした、環境インスタレーション

作品を制作し始めます。

作品の材料(素材)は、その場にある、葦や竹、石や雪などの天然素材。

それらを使って、線を引いたり、材料をねじったり結んだりという作業を、

ほぼ自身の手作業のみで創り上げていきます。

そうして創り上げられた作品は、完成後、自然の力に委ねられ、つまり風雨や

天日に晒されるが故に、数時間、あるいは数週間と、存在する時間が限られて

しまいます。

そのため、メトロポリタン美術館や、ミルウオーキー美術館などに収蔵されて

いる作品は、写真・ドローイングなどに限られています。

日本では、札幌AIR初め各地でパフォーマンス、講演などに参加されており、

そのほか世界各国でも、レジデンスへの参加も多数あり、活躍されている

アーティストのお一人です。 (横浜美術館 市民のアトリエ提供資料 参照)

次回は、ロイさんの作品について、画像等交えながら、さらにご紹介していき

たいと思っています。

※ なお、今回の連載記事に関しては、アトリエ・ソレイユお教室HPでも紹介しています。

   ご興味のある方は、そちらも御覧下さい。

|

アーティスト・イン・ミュージアム2005 ①

アーティスト・インミュージアム 横浜 2005

「自然に回帰するアートって? 回転するアートって?」

横浜美術館の 「アーティスト・イン・ミュージアム」 という活動を知っていますか?

アーティストを横浜美術館に招聘し、横浜という土地で作品を制作し、発表を行う、

という、いわゆるレジデンス活動の性格を持つ、美術館活動の試みです。

現在は2007年の最新企画が進行中ですが、アトリエ・ソレイユが参加させて

頂いた2005年の企画はこの 「アーティスト・イン・ミュージアム」 活動の、

第1回目のものでした。

日本からは、「回転回」 というプロジェクトで世界中を飛び回っている、現代アート

の旗手である屋代敏博(やしろ としひろ)さん。

アメリカからは、森や里山で 「そこにある自然のもの」 を素材として作品を作る、

アーティストのロイ・スターブさん。

以上2名が、約1カ月の間、横浜美術館に招聘されました。

プログラムはこの2人それぞれのアーティストを筆頭に、チームに別れ、同時

進行で行なわれました。

この度、私達が参加したのは 「ロイ・スターブ」 さんのチームです

里山での作品製作のアシスタントや、通訳など、様々なお手伝いをさせて

頂きました。

次回より、プロジェクトの模様など、少しづつご紹介したいと思っています。

※ なお、今回の連載記事に関しては、アトリエ・ソレイユお教室HPでも紹介しています。

   ご興味のある方は、そちらも御覧下さい。

※ 以下は、フライヤー画像です

Img145_1_2

|