★ すどう美術館 オークション展 ★

すどう美術館 オークション展 '07

1/5(金) ~ 1/13(土)    於 すどう美術館   

火~金 11;00~19:00 土・日 11:00~17:00

Noctuine_1_1 毎年、新春に好評を得ているギャラリー恒例の企画展です。

入札方式による販売で、会場に来た方に、定められた底値以上の金額で自由に投票してもらう、というもの。

普段は手の届かない様な作家の作品や、同美術館からデビューしたての新進気鋭の新人の作品まで、バラエティに富んだ精鋭150点の作品が一挙に公開されます。

小品の出品が多いので、金額も様々、美術作品の購入をしてみたいビギナーの方にもお勧めですが、ただ鑑賞するだけでも楽しい企画です。

新しい年に、新しいアートと出会うチャンス。 お年始の帰り、銀座の美術館デビューをしてみませんか?

画像はアトリエ・ソレイユの作家 透 波 さんが、今回出品する作品「 Nocturne ( 夜 想 ) 」です。 和紙を支持体に、岩絵具や様々な金属の粉を使って描かれた大変美しい作品で、人気のシリーズです。 是非この機会に、本物をご鑑賞下さいませ。

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渡辺洋子 作品集

★ 渡辺 洋子 作品集 のお報せ ★

Img111_1 友人のアーティスト、渡辺洋子さんが作品集を作りました。

彼女は、今年のすどう美術館「カミングアート展」で、私と共に選抜を受け、作品発表の機会を得た、個人的に御縁のある作家さんの一人です。
作品には独特の雰囲気があり、大作・小品共に質が高く、詩情豊かで時に哲学的でさえあるテーマが魅力的です。

作品集のタイトルは「MENTARITE」仏語で「知的な能力・精神状態」という意味を持つ言葉だそうです。

CDジャケットサイズで、オシャレにレイアウトされた美しい作品画像に、スパイスの効いた言葉が添えられていて、とても素敵です。

頒布についての詳しい情報、その他、彼女の作品や活動についてはHP 「ATELIER WEEDS」まで。

作家活動の他、デザイン関係の仕事の紹介やブログなど、楽しい内容です。

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田村 優幸 展

’06/12/11(月)~16(土)   於 GALERIE SOL

11:00~19:00(最終日17:00)

田村優幸氏 HP

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田村優幸氏の行う現代美術のインスタレーション(設置芸術としての)は、近年「気跡」と名づけられたシリーズとして、精力的に発表されてきた。

休耕田に作られる厚さを持った矩形の作品は、その田んぼにある土や藁くずなどを混ぜて、水と共に固められたものであり、それはそのまま田に設置される。

田村氏の作品は、設置されると同時に自然現象によって風化が始まる・・・雨や風、または乾燥により、矩形に形作られた土や藁は再び大地へ同化する・・・。「せっかく作って、あっという間に無くなって、ちょっと淋しくなりませんか?」と尋ねた事があったが、氏には「いえ、これが結構頑丈なんですよ。ただの土と草を固めただけなのに、雨に濡れても結構頑張るんです」と笑って答えて頂いた。

普段は、氏のホームグラウンドでもある埼玉の川越周辺でしか見られない、スケールの大きな作品と、都内のギャラリーで対面する事の出来る貴重な個展。「現代美術は良く分らない」などと敬遠している方にも、是非「体感」して貰いたい。

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石川 時彦 展 <彫刻>

’06/12/6(水)~12(火)  日本橋高島屋6階 美術画廊

10:00~20:00(最終日は午後4時まで)

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彫刻30年を迎えて、石川時彦氏が日本橋高島屋美術画廊にて、新作展を開催します。

氏は、しっかりとした伝統彫刻技術に基づく仏像や、あでやかで美しい天女像での仕事の他にも、個性的で細密な現代彫刻作品も多く制作されており、毎回の展覧で大変注目を集めています。

近年は、国内のアートフェア等からも多く出品以来があり、アート散歩フリークの方の中には、既にご存知の方も多くなりました。

個展と現代彫刻、または、天界と魔界からやってきた不思議で魅力的な作品達の競演を、ぜひお楽しみ頂きたいと思います。

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広岡ちはる展

ノエルの贈りもの 展

’06/12/5(火)~11(月) 

プランタン銀座本館7階 ギャルリ・ドゥ・プランタン

03-3567-7207(ワークショップお問い合わせ)

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広岡ちはるさんは、TVでも活躍されている人気のカルトナージュ作家。

今回も、布・紙・ガラス・フレームをベースにしたバラエティ豊かで個性的な作品を、展示・販売する楽しい展示会です。

クリスマス近いこの時期、フランスのエスプリ溢れる洒落たプレゼントを探しに出かけてみませんか? カルトナージュを知っている人には勿論、知らない方にもきっと喜ばれる様な、夢のある素敵なノエルの贈り物たちと出会えるチャンスです。

期間中は、下記日程でワークショップも開催されます。人気のプログラムばかりですので、どうぞお早めにお問い合わせ下さい。

5日 プリント・ペーパー仕立てのラウンドボックス

6日 モルポットのキャンドル・ホルダー(ガラスエッチング)特別講師:塚田紀子先生(アウトサイドイン主宰)

7日 ラベルホルダー付きカードストッカー

8日 カルトナージュのツールボックス

9日 フレーム仕立てのヴィンテージ風ミラー

10日 ベルギーチェックのウォールロック

広岡ちはるさん主宰の「アトリエ・ラ・バゲット」HPも御覧下さい

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高島 進 展

高島進・団野雅子・中込靖成 三人展

’06/11/27(月)~12/2(土)  ギャラリー・ゴトウ

11:30~18:30(最終日16:30まで)

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私自身が、作品の発表を始めた頃からお付き合いさせて頂いている    大先輩の作家さんで、尊敬する若手作家のお一人です。
独自性とは、あまたの作家が余りに安易に口にする言葉ですが、例えば、現代美術と呼ばれる混沌とした世界に於ても、この、氏が自ら考案し洗練し続ける手法(技法)である「筆遠近法・鉛筆遠近法」こそは、揺るぎ無い理論にしっかりと裏打ちされた、誠実さがあります。
作家を目指している方は勿論、現代美術の本質に素直な興味や疑問を持っている方も、是非見て頂きたい展覧会です。
氏自らをして「紙と筆とインクの為の絵画」と曰く、その驚くべき作品と、この機会に、是非出会って下さい。

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林 晃久 展

「 パンドラの 匣 」

'06/11/17(金)~30(木)  月曜定休 12:00~20:00

於 新宿 ポルトリブレ

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林晃久氏の作品に常に登場する、今は亡きフランスの女優キュピ。

彼女は、氏の作品の中だけに生きる幻の女優であり。氏の創作の源泉とも言える存在である。

その表情は、時に少女のように天真爛漫だったり、時に成熟した女の様に繊細だったり、めまぐるしく移り変わり、見る者の心を惹き付ける。

どこか退廃的で、そして優しい湿度を持った、その独特なエロティシズム溢れる作品世界は、絵画だけに留まらない。 立体・コラージュ・版画etc・・・と、様々に展開され、個展会場はいつも、オモチャ箱をひっくり返した様な展示が施され、訪れた鑑賞者は、どこか別の国の誰かの部屋に紛れ込んだかの様な錯覚に陥ってしまう。

氏の濃密な不思議世界を、この機会に是非一度、体験して欲しい。

期間中、作家在廊時には、常時ライブペインティングの披露があるとのこと。 生の作品制作の様子が見られるのも、興味深い。

また、18日(土)19:00~白柳 淳 氏による、ギター・ソロ・コンサートも予定。  予約制で、ワンドリンク付き ¥2000 お問い合わせはギャラリーまで。

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加藤 正 銅版画展

ー  Aqua - 水のある風景を中心に

’06/11/20(月)~26(日) 11:00~19:00(最終日17:00)

於 Gallery 銀座一丁目

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加藤正氏は、ここ数年、風景画を中心に、空想世界に遊する様な様々な動植物をモチーフとする制作を続けてきた。 そのいづれも、エッチングやドライポイントによる細密な仕事の印象が強く、画面の中に叙情的な遊び心を感じさせつつも、抽象表現や、偶然性を期待する様な手法を選択する事は、極めて少なかった様に感じている。

今回、DMになっている作品のタイトルは「Aqua」、文字通り仏語で「水」と言う意味であろうと思われるが、その表現から見て分るように、アクアチントという技法を選択して制作された作品でもある。 技法と主題と、二重の意味を併せ持った様なこのタイトルから、氏があえて、この極めて偶然性に依る技法を選択した事への強い思い入れを感じるファンは、少なくないと思われる。

絵画制作等では、特に日本画などは支持体・顔料・溶剤の他に、「水」も重要な画材(素材)の一つだと言われる。 痕跡として画面に残る事は無い物でも、作品にとっては重要な事柄が、他にも沢山ある。

版画にとって(あるいは氏自身にとって)、この「Aqua」という存在が、今回どう表現されるのか、また、今後どう表現されていくのか、とても興味を引かれる展覧会になりそうである。

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安斉重夫 グループ 展

鉄・詩・書 /  咲きはい 展

'06/11/7 (火)~12(日)  於 すどう美術館

火~金 12:00~20:00 土・日11:00~17:00

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鉄を使った、詩情豊かな作品を制作される安斉重夫氏。

立体制作の中でも最も困難な素材の一つである「鉄」。しかし、氏の作品の前に立つと、そんな事は全く考えられないほど、繊細で美しいフォルムに魅了される。

近年、月などの惑星と、簡略化された(或いは象徴的な意匠としての)人物とを組み合わせた一連の作品が印象的な氏であったが、今回は、植物モチーフがDMに配されている。

木や草花など、何気ない自然物に対する表現にも、暖かな愛情が溢れており。毎回、展示方法にも趣向が凝らされている。

特に今回は、設置・壁掛け展示の他に、通り過ぎる鑑賞者の起こす、わずかな風に揺れる吊り展示「わたげ(タンポポの綿毛)の旅」などが印象的で、まるで、作品の方から語り掛けてくる様な、懐かしさを感じさせてくれる。

今回は他にも、詩の原田道子氏、書の稲田浩子氏、の二人も作品を出品される合計3名の異種作家によるコラボ展である。

それぞれに異なるエネルギーのベクトルが、一つの空間を共有する事によってどの様に交差し、それによってどの様に変化するのか・・・非常に楽しみな展覧会になりそうである。

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石川 時彦 木彫展

06/11/8(水)~21(火)  最終日時まで

於 船橋西武 階 美術画廊

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彫刻家、石川時彦氏は1958年生まれ。

故・斉藤高徳氏に師事し、本州各地の古寺・名刹・神社などの、仏像彫刻・社寺建築彫刻の、制作・修復に従事されてきました。

近年、個展や百貨店画廊を中心に作品発表を行い、’05年にはアートフェア東京に出品。以降も、精力的に発表を重ね、着実にファンを増やしている気鋭の作家です。

伝統的な木彫技術を踏まえながらも、自身が自由に発想する世界観は、極めて独創的で、どこかユーモラスでもあり、見る者の心を強く惹きつける魅力に溢れています。

画像は、今回出品される「十二神将」のうちの招社羅・戌。

この他、魔界から来た(?)ドラゴンが、ダンクシュートをキメている「どらごんだんく」など、ネーミングに愛嬌のあるシリーズなども出品される模様。

神々しくもあり、禍々しくもあり、そしてどこか愛らしい石川ワールドを、この機会に是非、体験しにお出かけ下さい。

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