皆藤由美子の日本画

さて・・・全員の作品を紹介し終えたので、
最後に自分の作品を紹介しておきます。

これは、昨年３月に個展で発表したＳ５０号の作品。
技法は日本画で、最近の仕事になります。

今までは、画面一杯にひとつの花を描く、というシリーズを描いており、
今回パンフレットにその作品を掲載した事もあって、
『大きな花』を期待して来場された方も多かったのですが、
最近は、ちょっとこっちの構図にハマっています。

勿論、小品の仕事では『大きな花』も継続していますが・・・
ダイナミックなレイアウトは、デモンストレーションや鑑賞を中心とした
美術館の様なところでの展示では映える（ウケる）のですが
もっと個人的な距離で、じっくりと『鑑賞』して頂くための
仕事の絵としては魅力が無い様に感じ、
新しい展開を模索しているうちに辿り着いた経過地点です。

日本画でいうところの『余白』や『余韻』『間』と言ったものの
質感を、出したいと思っています。
まだまだコンセプトとしては途中の段階ですが、作品の質は、
発表段階まで整いました。

とはいえ、そんなに目新しく高度な事をしているわけではありません。
模倣して頂いても構いませんが・・・それほど評価を頂くウルトラＣは無いです。
模倣される方も、それを評価してしまわれた方も、
どうぞお気をつけになって下さいませ（笑）。

個展で発表ののち、関西でも発表したものなので、
すでに多くの方に御覧頂きましたが、
生徒さんのリクエストにお応えして、次のログでお花だけ、フィーチャーします☆