« 竹の伐採に参加しませんか? | トップページ | 本日は他のプロジェクトの方と… »

本日のセンチメンタル

にわかプロジェクト・リーダーのつれづれ、第2弾です。

今回のイベントであるY150ヒルサイド、ですが・・・
市民企画の出展が主軸となって行なわれるものです。
昨年末から現在、そして勿論イベントの終了時まで、様々な人が集い、
ひとつの目標に向かって努力を重ねています。

既に市内外で様々な市民活動をしている様々なプロジェクトは勿論、
今回初めて自主企画を出展してみようという個人まで、
様々な試行錯誤を重ねてきました。

初めの頃は、皆それぞれに熱っぽく思うところがあって、
戸惑う事もある中でも、積極的に参加しようという意欲に溢れていました。

それは、今回の総合プロデューサーである小川巧記氏の提唱する
「いままでの150年、これからの150年」 というテーマのもと、
今回のイベントが単なる一過性のものではなく、今回の全ての経験や、
その中で出会った人達が、これから将来の活動に向けて、
意味のあるネットワークを築いていける事こそが、一番の目標でもある、
という事から、企画者同士がつながりを作る事を意識していた、という事もあります。

ヒルサイドの展示会場名称が、「つながりの森」 というタイトルであることからも
感じる事が出来るように、当初は、ヒルサイド会場を例えば1つの 「村」 の様な、
大きなコミュニティと仮想出来たら面白い、などと言う考え方を理想としていました。

でも、これはなかなか難しかった・・・

各々の出展内容が異なること、その理由のひとつとしては、
出展の目的が様々であること・・・
つまり、出展することのみが目的で、あまり 「つながり」 に興味を持てない、
或いはコミュニケーションを取ろうとする余裕が無い・・・などなど、
少しずつ微妙な違和感が生まれていきました。

確かに、出展するという事は大変な事なので、その準備に追われてしまうのは
仕方が無いのですが・・・ただ各々が個別に発表を行うだけ、になってしまうと、
それでは、一般企業がパビリオンを並べるエキスポの質と、
全く変わらないものになってしまいます。

で、あるならば・・・となるとつまり、
専門的な技術と桁の違う予算をかけて行なわれる企業のそれと、
一般市民である人々が集った企画展示を比べるならば、来場者を設定する上で
本当に合理的で有効な選択になるのか、というと不安は否めません。
来場者の方に入場料を支払ってきて頂くだけのエンターテイメントを、
果たして一般の市民の力で創り上げる事が出来るのであれば、
勿論努力は惜しみませんが・・・それは、ちょっと難しい事なのではないでしょうか?

そこで発想されてきた考え方のひとつが、市民創発という事なのかも知れません。
これはひょっとすると、将来のイベント・プロモーションに際しての
重要なキーワードになり得る、とても面白い考え方だと、素人ながら感じているところです・・・。

さて、そういった意味も含めてですが・・・

今回のY150イベント、ここにきて横浜市民の間では、
いまひとつ認知されていない感があり、出展者としては、
何となく気分が盛り下がってしまっていたのですが・・・
実は今回のイベント、むしろ横浜市外の様々な有識者、関係者、イベンター、一般人などなど・・・
に、非常に注目されていることに、ちょっと驚いています。

特に私は、いわゆるところのアート畑人間、なのですが、そっち方面の人間にとって、
この市民創発という企画の発想は、とても興味がある事のようで、
友人知人を含めその他の様々なアーティスト達が、いわゆるワークショップだけでない
市民の参加によるイベント作り、に注目している事を知るきっかけとなりました。

この事に関しては、長くなるので、また日を改めて書いてみたいと思います・・・。

⇒ 横浜開港150周年 Y150 公式HP

⇒ たねまる君 公式HP たねまるドットコム

|

« 竹の伐採に参加しませんか? | トップページ | 本日は他のプロジェクトの方と… »

C 09年 開国博Y150 ヒルサイドエリア「わりばしプロジェクト」」カテゴリの記事