アーティスト・イn・ミュージアム2005 ③
今回は、去る2005年に横浜美術館で行なわれた、市民参加型ワークショップと
連動したレジデンス企画「アーティスト・イン・ミュージアム横浜」について、ご紹介
しています。
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今回は、前回に引き続き、招聘アーティストのロイ・スターブ氏について、
その作品と活動のご紹介をしていきたいと思います。
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ロイ・スターブ氏とその作品については、横浜美術館側で用意された資料
があり、たいへん簡潔にまとめられた文章がありますので、今回は、その
資料をご紹介したいと思います。(以下、資料文引用)
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ロイ・スターブ氏は、バウハウスを基礎とした美術教育を受け、形態と素材とを
制作の中で強く意識するようになった。
南フランスに暮らしていた1979年。港の白壁や防波堤に青いチョークで
描かれたソローイングに強く惹かれた事が発端となり、アメリカに帰った後
環境インスタレーションに取り組む事になる。
先ず最初は水辺で。その周辺にある自然の素材を用いながら、次第に地面や
空間を線で取り囲む事で、自らが自然から受けたインスピレーションを表現
していくようになる。
(下記作品画像:Praine Crown October 1st.2004)
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しかしながら、彼は、はかなさや瞬間性を作品に求める。
作品は、完成した瞬間から自然の中に投じられ、数時間や、数週しか
存在しない。
むしろそれらが、上手く取り壊される事をも望んでいる。
アートは、彼の考えでは思想であり、その思想とは「人生において、
しがみつくものは何も無い」ということなのである。
(下記作品画像:Catalino Triangle October 5th 2004)
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今回は、スターブ氏と、「横浜環境創造局」、横浜の里山保全・活用に関する
活動をしているNPO法人「よこはま里山研究所」、また一般有志市民
とのコラボレーションによるプロジェクトが企画されました。
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実際に制作が行なわれた場所は2カ所。
ひとつは、横浜の里山である「横浜自然観察の森」で、その森の中にある
自然素材を使って作品を制作し、実際にその森の中に展示する、という試み。
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もう1カ所は、横浜美術館周辺から、やはり自然の植物などを採集し、
美術館の外回廊と「オルタナティブ・スペース」という室内空間に、それらを
展示する、という試み。
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アトリエ・ソレイユの受講生は、講師と共にこの両方の企画に参加し、
大変貴重な経験をする機会に恵まれました。
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次回から、いよいよ実際の制作の模様を、画像を交えてご紹介したいと
思っています。
※ なお、今回の連載記事に関しては、アトリエ・ソレイユお教室HPでも紹介しています。
ご興味のある方は、そちらも御覧下さい。
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