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加藤 正 銅版画展

ー  Aqua - 水のある風景を中心に

’06/11/20(月)~26(日) 11:00~19:00(最終日17:00)

於 Gallery 銀座一丁目

Photo   

加藤正氏は、ここ数年、風景画を中心に、空想世界に遊する様な様々な動植物をモチーフとする制作を続けてきた。 そのいづれも、エッチングやドライポイントによる細密な仕事の印象が強く、画面の中に叙情的な遊び心を感じさせつつも、抽象表現や、偶然性を期待する様な手法を選択する事は、極めて少なかった様に感じている。

今回、DMになっている作品のタイトルは「Aqua」、文字通り仏語で「水」と言う意味であろうと思われるが、その表現から見て分るように、アクアチントという技法を選択して制作された作品でもある。 技法と主題と、二重の意味を併せ持った様なこのタイトルから、氏があえて、この極めて偶然性に依る技法を選択した事への強い思い入れを感じるファンは、少なくないと思われる。

絵画制作等では、特に日本画などは支持体・顔料・溶剤の他に、「水」も重要な画材(素材)の一つだと言われる。 痕跡として画面に残る事は無い物でも、作品にとっては重要な事柄が、他にも沢山ある。

版画にとって(あるいは氏自身にとって)、この「Aqua」という存在が、今回どう表現されるのか、また、今後どう表現されていくのか、とても興味を引かれる展覧会になりそうである。

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